英語の成り立ち1

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英語の歴史1

英語の成り立ち1

英語は言語学的に言えばインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派に属します。同じゲルマン語派にはドイツ語をはじめオランダ語、デンマーク語、スウェーデン語、ノルウェー語、アイスランド語があります。英語は他のゲルマン諸語と比較して文法が簡素化しており語彙的にはフランス語の影響が目立ちます。

世界の共通語としての地位を確立した英語ですが500年ほど前までは、ブリテン島(イギリス本島)とアイルランド島で話される一言語にすぎませんでした。英語はどのようにして生まれ、そしてどのようなプロセスを経て現在のような言語になったのでしょうか。

ブリテン島にはじめから英語を話す人が住んでいたわけではありません。ゲルマン族が侵入する前はケルト人が支配していました。ブリテンという地名もケルト人の一部族の名前に由来します。5世紀の中頃にユトランド半島付近からゲルマン族のアングロ、サクソン、ジュートの3部族がブリテン島に侵入し、ケルト人を征服していきます。
「イングランド」という地名はAngla+land(アングロ人の土地)が語源です。
彼らの話していた言語が英語の原型にあたる言葉で、これを「古英語」(オールドイングリッシュ)と呼びます。古英語の文法は現代英語と比べるとはるかに複雑で、名詞の性も存在し、格変化もありました。古英語はドイツ語に非常に近かったと考えられます。
現代英語では定冠詞はtheの一種類のみですが、古英語では18種類もありました。ちなみに現代ドイツ語には16種類の定冠詞が存在します。